ライオンが「バイ菌バリア(はぁと)」 はぁ?
ライオンの『キレイキレイ』、おなじみの薬用ハンドソープなどのブランド名。
これまで「バイ菌ってほんとにこわいですよね~」「近頃はいろんなバイ菌が増えてるしー」というトンデモCM(適当なこと言って不安だけを煽る商法の典型)で笑わせてくれていましたが、先日テレビを見ていたら
という新しいCMを流していて仰天してしまいました!
てのひらの常在菌がばい菌バリアの役割を担っているのでハンドソープで洗いすぎちゃだめよ~(にっこり)とのこと。
うひゃー、そんな本当のこと言っちゃっていいの?
そうです。皮膚常在菌が皮膚を弱酸性に保ち、外来細菌の定着を防いでいるのです。そして、外来菌は水だけで洗い流すことができ、ハンドソープや消毒液による過度な洗浄は皮膚常在菌までも殺してしまうので、手荒れを引き起こし、かえって病原菌の繁殖を助長する。はい、これ細菌の最近の常識。
手洗い検査なんかでせっけんで手を洗わせたあと、寒天培地で手形を取り細菌を培養して「ほら、こんなにばい菌が残っている。」と怖ろしがるパフォーマンスがありますが、あれは常在菌まで根こそぎ根絶という間違った手洗い指導です。
CMは「ハンドソープはその(常在菌のばい菌バリア機能を)じゃまをしないで殺菌することが大切です。ばい菌バリアを守ってきちんと手洗いしましょ」と結論付けてます。
突っ込みどころ満載。するとなにかい?ライオンの優秀なる薬用ハンドソープ「キレイキレイ」は、器用にも「バイ菌バリア」(常在菌)は守りつつ、怖ーいばい菌だけを退治できるとでもいうのかい?視聴者にそう勘違いさせる気まんまんのCMに見えますなあ。
皮膚常在菌のありがたさが世間に知れてきたので、このままではハンドソープが売れなくなっちゃう、って、あせっているのですか、そうですか?




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