原発事故と洗濯物干しとほうれん草
政府があいかわらず「原発の30km圏外なら洗濯物を外に干しても大丈夫」なんて言っている。
原爆の放射線浴びるのとわけが違うのだから、同心円状に安全性を分けるのはおかしいってどうして誰も言わないのか?風向や降雨で条件が変わるってことをさー。
あと、1時間当たりの放射線量と胃のレントゲン検査一回分との比較をして「たいしたことありません」という頭の悪い論法。その場所に10時間居続けると10倍の値になりますって、はっきり伝えてほしい(いっぺんに高いレベルの放射線を浴びるよりはリスクは若干下がるにしても)。
文科省のページで見てみると福島の放射線量は北西~西北西で高い傾向。たとえば3/20午後3時の計測では原発から55km北西の福島市大波あたりで12マイクロシーベルト/h。
滞在を続ければ4日で100倍、40日で1000倍。このレベルが続くとすると、このあたりにずっと住んでる人の被曝量はあと一ヶ月くらいで1ミリシーベルトを超えるってことで。
実際そこに住んでる人達が、のほほんと「ここは30kmより離れてるからね~」って外に洗濯物を干しているとは考えたくない…。
カリフォルニア大学の先生のスライドでは、「1000ミリシーベルトの被曝」=「運転中にわき見して携帯メールを打つ」のと同じくらいの危険性と表現。つまり、死ぬ人もいるし、全然大丈夫な人もいるって感じか…。
東工大の牧野淳一郎先生(ご専門は天文学)の文章がわかりやすいなあ。
98. 福島原発の事故その2 (2011/3/21 書きかけ)
文系頭の私でもふむふむと思える。いっぺんに被曝した場合、1ミリシーベルト=1万人に一人が 放射線が原因のガンで死ぬ、1000ミリシーベルト=すぐに死ぬ人もいる、6000ミリシーベルトなら殆ど全部の人が死ぬ。低濃度被曝が続く場合はいろいろ要因があって表しにくいが無理矢理ざっくり見積もって、20マイクロ シーベルト程度まで上がった地域の場合では放射線量がトータル400ミリシーベルトになるので「100人に4人が原発事故の放射線が原因のガンで死ぬ」ということになり「人間が住んでいいとはいいがたい」。その10倍の200マイクロシーベルトだと「確実に駄目なレベル」だって…。
放射性元素と一口に言っても、半減期が8日の沃素(I)やら、30年のセシウム(Cs)やらあって、今回ほうれん草で検出された値を見ると沃素が基準値の2~3倍、セシウムは基準値ぎりぎりだそうだから、今のところは神経とがらすほどではないようです(だいたい、現時点では外部付着だけで、土壌や水からほうれん草自体に沃素が取り込まれているわけではないだろうから、よっく洗えば落ちるはず)。出荷側が細心の注意を払って検査してくれるなら、今のところはそれを信じてお買い物しよう。基準値を超えない野菜が廃棄されるのはもったい…。そもそも日本の基準値は国際的にも一番きびしいそうですから。
「アメリカが原発事故対応のための防護服1万着を提供」(読売新聞3/21)だそうです。軍事大国アメリカ恐るべし。リビアで戦争始めたのに、日本に1万着も回せるんだ…。じゃなくて、まだこれから1万着の防護服を費やすくらい作業が必要(=述べ1万人の人員投入)ということですか。というか、1万着を費やしてしまう前に、どうかどうか事態が収まっていますように。
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